2012年10月8日(月・祝)体育の日に東京・北区にある国立スポーツ科学センターと味の素ナショナルトレーニングセンターでオリンピアンが子供たちにスポーツの魅力を直接伝えるイベント「スポーツ祭り」が開催されました。
今年はロンドン・オリンピックで日本がチーム力で数々にメダルを獲得し、日本中を大いに沸かせましたね。そのメダリストの中からレスリングの伊調選手、小原選手、水泳の寺川選手や田中選手らが参加。往年にメダリスト達も加わって、種目ごとに直接選手から教わって楽しく一日を過ごしました。
その中で「自転車キッズ検定」が今回初参加!! なんと半日の開催時間に500人以上の子供達が参加してくれて大盛況でした。今回は補助輪付きの幼児クラス、補助輪なしの幼児から中学生まで、幅広い年齢層の子供達が朝から次から次へと来てくれて、10級から体験にチャレンジ。途中、オリンピック選手も参加してくれて、一緒に一本橋を渡ったりしながら、楽しく・安全に自転車の乗り方を学びました。参加してくださったオリンピック選手は、自転車トラック競技のケイリン選手である新田祐大選手、バトミントン米倉加奈子選手、ボート野村雅彦選手、ホッケー岡村育子選手、陸上競技の佐藤光浩選手、ボブスレー鈴木 寛選手で、新田選手は自転車の代表なので失敗は許されないと真剣にやってくれました。またボートの野村選手は優れた身体能力から自転車でも見事なテクニックを披露。本人いわくボートは後ろに進むので、と自転車もバックをスイスイ動いて周りをびっくりさせていました。
今回は参加家族がスポーツ好きということもあって、みなさん熱心にインストラクターの話を聞き、上手に体験していたのが印象的でした。8年後の東京オリンピック招致を目指す日本オリンピック委員会をはじめ、多くの皆様のご協力で総参加者も1万人を超える大イベントになり、またロンドン・オリンピックの大きなサポートになったマルチサポートの総本山というべきナショナル・トレーニング・センターで一緒に楽しめたのがとても良かったようです。自転車キッズ検定に参加した子供達が将来、オリンピックに出場できたらいいですね。
日本マウンテンバイク協会本部 寺尾靖世