東京は千代田区神保町、そう古本屋が立ち並び、小学館や集英社などの出版社のある“本の街”ですね。11月10日（土）午後2時から4時まで、その神保町エリア、駿河台交差点近くの小川広場でキッズ検定体験会を開催しました。今回は神保町地区地域コミュニティ活性化事業「安全安心イベント」で、神田警察署による自転車乗り方教室、ひったくり対策講座、振り込め詐欺対策講座と一緒に行いました。
当日は地域の方が１５０人ほど集まり、子供たちは自分の自転車に乗って参加してくれました。一帯は大都会・東京らしく大通りは大型書店やスポーツショップが立ち並び、一歩裏通りに入るとマンションが多く、およそ子供たちが遊ぶ所がなさそうでしたが、開催時間が近づくと、どこからともなく子供たちが集まり、たちまち会場は自転車天国になりました！ 普段から乗っていて自信のある子供に、まだ補助輪が取れたばかりの子供たちが次々エントリー、インストラクターの指導で10級から体験挑戦！ 最初はおそるおそる乗っていた子供たちも慣れると、クリアできなかった級に何度も挑戦している姿が微笑ましかったです。
幼児から小学低学年くらいまでの子供にとり自転車はとても魅力ある友達のようなもの。それだけにキチンとした知識と技術さえ会得すれば素晴らしい道具になりますが、一方交通ルールからいえば立派な乗り物で法律では軽車両という刑罰さえ付く乗りものです。神田警察署の署員のみなさんも熱心に教えていましたが、こういう小さい時からマナーやルールをしっかり身につければ事故もなく、楽しく付き合えることを実感したイベントでした。 それにしても都会の真ん中に住む子供たちは自転車で思い切り遊ぶ環境がないということが痛感しました。子供たちが安全・安心に自転車に乗る場所が増えるといいですね。
日本マウンテンバイク協会本部 寺尾靖世
