キッズ検定を通じて自転車の安全で楽しい乗り方を学ぶ授業が今年もおこなわれました。東京都心、スポーツのメッカ神宮外苑に近い新宿区立四谷第6小学校のこのプログラムは今年で3年目。従来の1クラスから第4学年全員の2クラス51人が参加しました。雨の季節ということで体育館を使用。10級から7級までの2コースで行われましたが、ふだんから都会の厳しい交通事情の中で自転車を利用しているせいか、みんな上手で、一本橋なども難なくこなしていました。交通安全の知識も豊富で、最後のディスカッションでは時間をオーバーしそうなほど質問攻めでした。これからも、元気いっぱいの子供達に安全に楽しく自転車に乗っていただきたいです。
日本マウンテンバイク協会本部 寺尾靖世
自転車キッズ検定は文字通り子供たち向けのプログラムですが、お兄さん、お姉さんにあたる中学生の授業で自転車安全教室として取り入れ実施しました。4月7日(木)満開の桜が雨に濡れる中、東京都青梅市の里山にある青梅第七中学校の全校生徒が参加して行われました。
雨天のため体育館を使用したのですが、立派な施設で広いスペースを使い2コースの検定を設置。小柄な中一と大人並みの中三に中二を入れて、次々と体験しました。前日に入学式を終えたばかりの新1年生も、しっかりした3年生もそれぞれ一所懸命にトライしました。
この第七中の周囲は自然に恵まれた低山の中にあり、アップダウンも多く、交通事故の心配も多いので、ながら運転(傘を差しながら)(イヤホン使いながら)(電話やスマホ見ながら)をしない、ライト点灯、ヘルメット着用などの自転車の乗る時の基本をしっかり聞き、実技に挑戦しました。10級・9級のきちんとした乗車姿勢を保ち、一時停止を可能にするスピーディな走りと停止。凸凹した道路でもふらつかずに走れるよう長めの一本橋走行。さらに半丸太声にも挑戦、女子の可愛くも大きな声で乗り越えていく様には思わず先生や地元警察官から微笑みがこぼれていました。
授業は1時限50分間でしたが、最初ぐらついていた走りも2回目になるとス~っとスムーズにクリアー。指導の効果もあり、生徒の自信につながったようです。受け入れの学校、地元警察、東京都交通安全課の皆さんのご協力で、今後も小学生だけでなく中学生にも検定を通じて、楽しく安全に自転車に乗ることを伝えていきたいと思います。
今年で2回目となる小学校の正式授業での自転車キッズ検定が6月3日(水)東京都新宿区立四谷第6小学校で行われました。
あいにくの雨で実施が危ぶまれましたが、学校の配慮で、急遽室内体育館で行いました。普段はない室内開催でしたが、広くて床のしっかりしたフロアは滑らず、スムーズなライディングが出来ました。
はじめに警視庁四谷警察署警部補から自転車のルール・マナーのお話があり、そしてインストラクターの指導のもと生徒一人づつ実際に自転車に乗り、自転車キッズ検定を体験してもらいました。
4学年40名の生徒は日頃から自転車に乗っているせいか、最初こそ緊張していましたが、乗るごとに慣れて最後はほとんどの生徒がスラロームも上手にクリアーし、安全性で楽しい自転車の乗り方を取得しました。身体を上手に使った乗車姿勢を取り、スムーズな体重移動や、的確なブレーキ操作を学んだ授業でした。
折りしも、平成27年6月1日から道路交通法の施行にともなって自転車の取締強化が行われることになりました。改めて自転車キッズ検定を通して、小さい頃から交通ルールやマナー、乗り方を学び、身につけ、自分のために、周りの人のために、楽しく安全に自転車に乗れることを願っております。
日本マウンテンバイク協会本部 寺尾靖世