春の入学シーズンの4月9日(月)、今年も東京都青梅市青梅第七中学校で、全校生徒対象に自転車キッズ検定を取り入れた自転車教室の正式授業を行いました。今年で3年目。最初の年に初々しいまだ小学生のような可愛い新入生が何と中学3年生なり、3年の月日を感じさせるものがありました。
広い校庭に特設した検定コースは中学生の体力、乗り方レベルに合わせて距離を長く取り、日常の自転車通学に反映出来るようにしたのがいつもの自転車キッズ検定と違うところです。ブレーキングもある程度スピードを出して、ラインにピタッと止めたり、一本橋もいつもの2倍の長さで走り抜けるよう設定しました。体験というより普段の環境により役立つ技術練習の授業となりました。青梅の中学生は毎日の通学もそれなりの距離を自転車で走り、また部活に自転車部があったり、個人的にBMXレースに出場していたりとレベルの高い学生もいるのも特徴で、みんな自転車に慣れている感じを受けました。
当日は東京都庁交通課から交通安全講習のスピーチに続いて、JMAインストラクターから技術的な説明、アドバイスをして授業1時限を目一杯使い、好天の下終了しました。授業の最後、毎年生徒代表の御礼の言葉に感動するスタッフ一同です。どうぞ、この授業が生徒皆さんの役に立ち、何よりも安全で楽しく自転車に乗っていただきたいと願います。
日本マウンテンバイク協会 寺尾靖世
春爛漫の4月、交通安全週間の日曜日の8日、東京は江東区豊洲にある巨大なショッピングモール『アーバンドックららぽーと豊洲』で自転車キッズ検定体験会が行われました。このショッピングモールは全国的に有名ですが、子供のためにあらゆる職業体験が出来るキッザニアという施設があるのも人気です。またこの豊洲地区は今東京でニューファミリーが多く、一つの小学校の全校生徒1200人というまさに発展する街となっています。
この日は警視庁主催の春の全国交通安全運動に伴う『交通事故防止イベント』が開かれ、ピーポくんとの安全教室やスケアードストレイトなどが行われる中、プレイベントの一つとして自転車キッズ検定体験会も登場しました。造船所跡だけあって、特設検定コースは船着場付近で東京ベイの海を見ながら、反対側は近代的なモールのビルに囲まれた、まさにアーバンな雰囲気でロケーションは抜群!海風に吹かれながらの体験会も良いものです。
体験会はいつものように自転車の基本、ブレーキ操作や一本橋走行など10級から7級をセット。初めはうまくいかない子も何度もチャレンジして上達していました。JMA公認インストラクターによる指導は日頃自転車についてキチンと習ったことがない大半の子供にとっては良い経験になったようで、体験会に参加してくれる子供達が徐々にスムーズに走れるようになる姿を見られるのはスタッフの喜びでもあります。また、ある男の子は、練習しているうちに、その場でいきなり自転車に乗れるようになり、ご両親もとても驚き喜んでいました。自転車に乗れるってすごいことですね。
JMAは警視庁と連携して昨年からあちこちで、交通安全とスポーツ自転車の楽しみを併せ持つ活動を積極的に展開しています。乗り方のスキルを上げ、ルールやマナー遵守が事故防止につながるよう今後も活発に活動して行きますので、皆さんも機会があればぜひご参加くださいね。お待ちしています。
日本マウンテンバイク協会 寺尾靖世